ネタバレありの奔放な感想をブワーと書きますので、ご容赦ください。
サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史|東京シティビュー
映画『そして、バトンは渡された』オフィシャルサイト | 10月29日(金)公開
今川宇宙博覧会2021
宇宙ちゃんの世界観はともすれば、冷静に見て仕舞えばこそばゆい感じもする、正直。
みるぞ!入るぞ!と恥ずかしさを破って潜り込めば、可愛くて寂しくて悲しくて、、なんだかエモーショナルになる。こっそりずっと居たくなる心地よさがある。
冒頭の長い長い自己紹介を読んで、改めて宇宙ちゃんの人間性が好きだなと思った。ファンにシェアしてくれている気持ちは全てではないと思う。"今川宇宙"としての顔かもしれないけど、宇宙ちゃんはいつもじぶんに素直に生きているふうに見える。不器用さも伝わってくる。それが少しシンパシー。「なんでもやりたくて何にでもなりたい」という気持ちは、今彼女がやってることに全て表れていて。
「人の目を見れなかった」と書いていたけど、なんとなくそんな気はした。表に立つ人なのにそんなふうなのが、堂々としていないのが、親しみがわいた。しかし表に立つ人だから、圧倒的な存在感とオーラがある…。
普通にオタクなのに普通じゃなくて、可愛らしくて近くにいるのに遠くにいて手が届かなくて、まさにアイドル。私の中ではいつまでも大切なアイドル。歌って踊るという意味じゃなくてね。
絵を見ていて「どうしてこうむきだしでカワイイ絵が描けるのかな」と羨ましく思った。私はいつからか絵が描けなくなった。描こうとすると描けない。みんなそんなもの?それでもいいの?
すこしずつ、やっと応援できるようになってきた。自分の生活が確立してきたから、推しに目を向けられるようになったのヨォ(T . T) 地獄の蜘蛛の糸としての推しじゃなくて、世界をより美しくする虹のような推しと向き合いたいよね。
12月にもまた演劇をやるらしいから、見にいく。何が何でも休みを取る。
サンリオ展
サンリオに関する展覧会はいくつかみにいったことがあり、サンリオが「可愛いで世界を平和に」しようとしていることは知っていたけど。
改めてメッセージを受け取った。最後のエピローグをみて泣きそうになった。夜景も綺麗だったので相乗効果…。
一番初めに展示されたぬいぐるみのオブジェは、ひとめであの人が作ったと分かるヤツだった。
キャラクターがたくさん作られたのはマーケティングを経てのことなのに、勝手に命が吹き込まれて見えた。キャラクターをキャラクターにしているのはわたしたちファンなのかぁ、と分かった。
わたしは90年代生まれだから、既にサンリオが周りにたくさんあった。他にもキャラクターはたくさんいた。お茶犬やたれぱんだ、リラックマ、いろんなキャラクターがいた。
でも今でもこうして堂々とキャラクターものを持っていられるのは、もしかしたらキティちゃんのおかげなのかな?キティちゃんはもはや、意識するまでもなくトップオブキャラクターだけど、いやいや、一人のファンがいてこそ大勢のファンだろ、、となぞにファンとしての自覚が育った時間だった。その証拠に、キティちゃんプリントのエコバッグ買っちゃったし。
選挙でも思うけど、私1人の意見はめちゃくちゃ大事だよ。私はここに生きてるんだから、むしろ声を軽んじないでほしい。1人がいるから大多数ができてるのだし。
平日夜は少しは混むのかと思ったけど、ほとんどお客さんがいなくてじっくりみられた。混んでる展覧会って苦手だなぁ。宇宙ちゃんの方も貸切状態で見られた。入れ違いにギャラリーおじさんぽい人が入ってったから、ほっとした。
そして、バトンは渡された
ネタバレありの感想を書きます!
ネタバレします!
りかさんがりかさんすぎた。石原さとみ以外にできる人いない。
自由奔放なのに憎めない、どうしても愛してしまうりかさん。
些細なシナリオ変更はあったけど、映画っぽいドラマチックな展開で、これはこれで良かった。小説は結構平凡だから、映画仕様に変わっても仕方ねぇなーって前から思ってた。産みのママの存在、若干軽い気がしたけど…。あとりかさん、死なないでも良かったけど…。映画ならそれくらいなっちゃうかぁ〜っていう。許せるくらい。とにかく観てよかった。満足度とっても高い。原作ぶち壊すな!とか全く思わなかった。時間が足りないよ。連ドラとかやっても良さそう
一番の理由は、やっぱりキャスティングかなぁ。原作の水戸さんは大森南朋じゃないって思ったけど、映画のシナリオなら大森南朋みたいな俳優さんしかあり得ないな、ってなった。他はもう完璧ですわ。りかさんなんてあてがきした?ってくらい
いつも笑っちゃうからモテちゃう優子はめいちゃんにぴったり。外では優等生して、家ではちょっと文句言っちゃうとこも自然過ぎて。
早瀬くんはなんとなく短髪のイメージだったけど、岡田健史合いすぎちょーかっこよかった。「俺のこと好きなの?」めっちゃよかった。そんなこと言われたら好きですって言うよ。
森宮さんもりかさんと張るくらいぴったりだった。理屈っぽくて冴えないところ。森宮さんをかっこよく見せるために水戸さんはタイプの違う大森南朋だったんだろうなぁ。原作通りでやるんだったらもっと顔に特徴のない静かなスタイルの人がやったんだろうな。
泉ヶ原さんはあんなに威厳あると思わなかった。もっとお腹のでた大柄の人がやるのかと。厳かだった。
メーチャ泣いた...。もう一回みてもいいなぁ。一番泣いたのは、りかさんが卒業式を見守るシーン。儚くて…。自分が娘を持った気持ちになって、りかさんに感情移入して泣いてしまった。
りかさんは、叶えたいことは絶対にやる。自分のためでも誰かのためでも、同じ熱量だからかっこいい。そして優子のことを理不尽に怒らない。
ファッションも見ていて楽しかった。クルクル変わって。
映画ではりかさんが優子のママになりたかった理由も病気のせいとされていたけど、そんなに明確に説明しなくてもいいのよとは思った。あとからつつかれないようにしてたのかなぁ。せちがらーい。
自分も子供のことを考える時、欲しいから欲しい、でいいのかなぁと葛藤していた時があった。人を愛するとか、好きになる、欲しい、ってどうにも説明できないつよい感情。
クライマックスは間違いなく、期待した通りの構成で、ありがと〜〜と思いました。まさに実写化よ。
瀬尾まいこ先生の最高実写化、私の一番好きな本幸福な食卓とは別のベクトルで最高実写化だった…まじで…ほんともっかいみたいな。