部屋がきれい

ここはわたしのシェルター。萌えを探求するブログです。日々について。部屋はきれいじゃないです。

文庫X

 

 

この本の感想書くか迷った 怖いけど

書かずにいられるか

 

本屋でプラプラしてて、刺激がほしくて推理小説コーナーを覗いたら、この帯を見つけてしまったんです

 

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やばいものをみてしまった、という気持ちだった。

この切な文章が私に「買え、買え、」と言ってきて、「そんなの興味ないよ」って気持ちが勝てず買ってしまった。

 

普段はルポとかノンフィクションとかぜんぜん読まない。リアルなものが大好きだけどフェイクにリアルさを求めているだけでまんぞく

 

ちらっと立ち読みした限りでは「幼女誘拐殺人」だしフィクションだったとしても苦手な内容だった。 女の人や子供が暴行されるということが、怖くて気分が悪くなる

 

だけど買ったからには読まなくてはと思って。覚悟を決めて

 

 

 

 

最初は事件の説明が多くて、つらくて読むのをやめたくなった。読まなくちゃって気持ちはすぐなくなって、どんどん「読みたい」「どうなるの、知りたい」になった

この辛い思いをしたのは私じゃなくて、亡くなったちいさなこどもたちなんだ

 

 

 

相棒や踊るでやってたことって本当だったんだな~ってまずおもった(小学生か)

なんか、つまり今まで事件って他人事だった 。わたしもメディアの受け手の一人 、扇動される一人だったんだなってがっくし。公ってものを信じてしまう。絶対神話がある。

 

 

事件報道について、「原因を伝えなくてはいけない」とあった。

ほんとにそうだ。メディアで私たちに伝えられる事実って伝聞の伝聞の伝聞くらい。毎日起こるニュースは感情のないものだと思ってた。アナウンサーがたんたんと読んで私はそれを朝の忙しい時間に見てるだけ。ニュースはひとつひとつ人間の感情(背景)があるんだって、そんなことも知らなかった。

 

嘘なんて簡単につける。私だってつける、へいきで嘘をつけないと、うまくまわらない。

同じように嘘や隠蔽なんて簡単なことなんだとわかってしまった。 大きな嘘でもかんたんにつけるのか。

あった事件を、犯人がそこにいるのに捕まえない。

 

この事件がどうなるのか注目していきたい。

 

 

子供たちみてると不安になるようになった、走り回ってる子供たちを一匹残らずとっつかまえて親元に配り歩きたい気持ちになった。

 

目をはなしたすきに、こんなにも重大な事件が起こる

そういうことをわすれちゃいけない

一瞬ですべてが変わるんだなってこと

 

 

 何回も泣いた。辛かっただろうことを想像したり、著者の辛抱強さがまわりを動かしたり、帯にあったように本当に著者の生きざまがすごい。こんなひとがいるんだ。

 

こんなひとがいるんだ体験は、自分もがんばろうって何でか思っちゃう。

わたしはジャーナリストじゃないけど、仕事を辛抱強くやることしてみよー

 

何が天職かわからない

 

 

殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)

殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)

 

 タイトルで商品検索したらたくさん犯人がそこにいたんだけど、にほんのけいさつなにやっとるの?、!やなんだけど普通に?!!