部屋がきれい

ここはわたしのシェルター。萌えを探求するブログです。日々について。部屋はきれいじゃないです。

語り継がれる物語

こな~いだこないだ

とある平日。

 

まったく成果も出ず、ボロクソヤケクソの日。

 

取引先でたまたま話したお客さん(同い年くらいの女の子)と、駅で再会しなぜか意気投合、その週の金曜日飲みに行くことになった。

 

我ながらなんたるスピード感。

 

 

私とは違う生き方をしてきた人で、ものすごくたくさんのことを教えてもらった。残業でめちゃめちゃ疲れてたけど充足感でいっぱいになり、がんばろ!とおもえた。

 

しかし、終電を逃したのである。

 

 

 

なーにが「がんばろ!」だ!!!!まず家に帰るのを頑張れ!!!

 

 

終電を逃したと言っても正確に言うと、

最寄りの数駅手前が終点の電車には乗れた。つまり歩けば帰れる。

 

とりあえずその終点で降り、歩こうと思った

が、ふと思い直す。

 

「あれ...?別にいえ帰んなくてもよくね?」

 

明日休みだし(最強の呪文)

 

 

そこで、帰らなくてもいい方法をいろいろ考えた。

マックでオール

カフェでオール

ホテルに泊まってみる

カラオケオールこれだよっしゃあああ!!!

 

ということで、カラオケに行くことにした

(ちなみにカラオケまで相当あるいたので、その同じ歩数でたぶん家に帰れた。)

 

 

 

 

 

その日は雨が降っていた。

 

カラオケへの道中、道路でバサバサと風に舞うビニール傘を発見

 

車通りは少なかったものの、その傘を避けていくタクシーを見て、危ないな、としばらく様子を見ていた。

 

 

 

その時ある光景がフラッシュバックした。

 

 

高校生の時の、かえり道。少し先の道路に猫がいて、あれ、危ないなと思ったときには、もう足を牽かれて、動けなくなってしまった

 

衝撃的で、あまりにもショックで、保護することもできず離れたところで立ち尽くしてしまったのだった。

その時友達が一緒にいたのだが、「助けようにも、私たちがいた距離から走っていっても間に合わなかったよ」と言われ、なんとか自分を納得させてその場は去ってしまった。

 

 

あのときの後悔と、いま助けられるかもしれない、息のない静物...たすけねば!

 

 

タイミングを見計らってビニール傘を回収し、たたんで、近くのガードレールにそっと立て掛けた。それ以上はできなかった。

 

 

ねこのこと、救えたかな、数年越しに。

あのビニール傘、誰かの雨をしのぐ第二の人生を歩んでくれてるかな。

 

 

夜中なこともあり、大変におセンチな気分になりながら、ようやくカラオケに到着。

 

フリータイム朝までコースワンドリンク2500円。

ヒトカラ久しぶりだったけどテンションが上がって、採点とか、ビブラートの練習とか、普段絶対歌えないバラードとか、練習中の曲、MV観たいだけ、眠い、眠、neru

 

 

いつのまにか明け方、フリータイムも終わりの時間、そこから最寄りの二駅前の駅まで歩いて戻り、帰宅。zzz

 

 

数日後喉風邪をひいて、それを利用して会社を休むことになるなど知る由もないのであった。

 

 

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