相関図あそび
昔、妹と鈍行に乗っておじいちゃんの家に行っている時
余りにも暇すぎて、持っていたノートに
「お互いの相関図を書いてみようよ」っていう遊びをしたことがある。
(どう思ってるかわかるから、やってみると面白いよ)
私にとってのおさななじみ
相関図にありがちな幼なじみの欄。
幼なじみはわたしにとって誰だろう、と考えると、小・中学の同級生かなぁ
高校の同級生はもう「高校の同級生」でしかない。
(ちなみにルームメイトは高校の同級生だけど、もう友達とかと別次元にいる。)
高校生はこどもではなかった。大人でもなかったけど、
中学生は子供だった、幼かった
中学の同級生はいま見た目も性格も大人だけど
どこかのこってるこどもの名残がすごく懐かしい
懐かしさって好感度高い。
懐かしむ気持ちって、何にも変えられない大事な感情だと思う。
懐かしんでるときって気持ちいい、きっとそういうホルモンが出てると思う
そしてふっと浮かんだのが、
🍫ちゃんと🎸ちゃんだった。
🍫ちゃん
幼稚園から、中学校まで一緒だった。実家も近い。
今もたまに遊ぶ。まさしくおさななじみ。
幼稚園、小学校のときは毎日遊んでた。
中学校も、おんなじ部活でおんなじ楽器を吹いてた。
今は、会えるとすっごくうれしいんだけど実は昔、苦手だったことがある。
まぶしくてだめ
中学生になると、世の中が学校の中にできちゃって
ヒエラルキーとかピラミッドが明確に造られてしまう。
私は、そのなかの、下の方にいて
しっかりいじめられてたわけじゃないんだけど
お調子者の男子にからかわれたり、
不良にいじわるされたりしてた、覚えてる。
暗くて超おとなしかったし、
そりゃ標的にされるよね。どんくさいし(今もだけど)
オタクって言葉を知ったのもこの時で、
自分がオタク気質ということに気付いた。
オタクともだちと一緒にいるとすごくおちついた。
🍫ちゃんは、あの、ひいきじゃないけど
とっても可憐でかわいいの。
中学生があこがれる髪の毛サラサラストレートだったし、
ぱっと明るいし、わけへだてなく人と話せるから、彼女は上のほうにいた。
楽しかったことも、自分の失敗も、素直に話せる子だった。
だから私は勝手にコンプレックスを抱いてしまって、
避けるようになっちゃった。
あまりにも私と違い過ぎる。
うらやましいなって思っちゃうことが恥ずかしくて
同じく育ったはずなのにこんなに違うことに卑屈になっちゃった。
交換マンガ
小学校の頃からふたりだけでやっていた遊びがあった。
お互いにオリジナルの漫画雑誌をつくってプレゼントし合いっこするの。
結構本格的で、ふろくもつけてた。
魔法少女モノをふたりとも描いてたな~。なつかしいな。
お互いの連載を楽しみにしてて、創作欲も承認欲も満たされて
めちゃめちゃ楽しかった。
中学生になって私が一方的に避けるようになっても
家族ぐるみのつきあいだったから、
🍫ちゃんのお母さんがお菓子を持ってきてくれたり
うちにおいでって言ってくれてたから
ほんと~~~にたまに遊ぶことがあった。
遊ぶ時は一緒に絵を描いたり、漫画をプレゼントしたりしてた。
その時は周りにクラスメイトがいないから、子供に戻れた。
安心して遊べた
あれを、ほんとうにやめてしまっていたら、今会ってなかったと思う。
この漫画雑誌を作る遊び、私の好きの原点だとおもう。
ああやって、文字と絵が混在するものを自分で作ることが、今でも好き。
今の言葉で言えばZINE作るのが好き。
(今もこっそり作ってるんだけど、
こだわりすぎてなかなかつくりおわらない)
高校生から
高校生になると別々の高校に進学して、中学生の頃よりも会うことがぐっと減った。
実はちょっとホッとしてた。だっていると目で追っちゃう
そうすると自分と比べちゃって悲しくなるから。
ちゃんと遊んだのは1,2回くらいかな・・・。
高校生の時に本当に会わなかったから、
私はすっかり疎遠になったものと、
もう一生遊ぶことはないんだろうなって思ってた。
思い出にしてた。
大学に上がる直前の高3の春休みに遊んだときに、ラインを交換したのかな。
記憶があいまい。それくらい思い出のなかの人と化してた。
続く