🎸ちゃん編後編
🎸ちゃん編前編
私は高校一年のおわり頃から、がっこうを休みがちになった。
理由は部活に行きたくないから。部活の人の顔を見たくないから。
どうしても合わない子が同じ楽器で、自分がへたくそなのもほんとに嫌で、そんだけ。そんだけのことがめちゃくちゃつらかった。
うちまで来てくれて、学校行こうよって説得してくれた。
(そのときなぜかついてきたただのクラスメイトが、いまのルームメイト)
私は結局部活をやめて、今まで通り、、
いや今までよりはちょっとサボりながら学校に通った。
🎸ちゃんは引退まで部活を続けた。
そこがちょっとした分かれ道だったと思う。
🎸ちゃんは部活を一生懸命やってて、私は暇になってさらに友達がいなくなって、
本ばっかり読んでた。
3年生になるとクラスも別れちゃって、遊ぶ回数も減った。
びみょ~にきょりがあっても、カラオケが二人とも好きだったから、
部活のない日に学校の近くのカラオケ行ってフリータイムでえんえんと歌ってた。
そのときにバンドとか音楽いろいろ教えてもらった。
いまでも好きなWEAVER
WEAVER 「僕らの永遠~何度生まれ変わっても手を繋ぎたいだけの愛だから~」PV
YUIも🎸ちゃんに教わった。こないだはAimerを教えてもらった。
卒業して、🎸ちゃんは地元の大学に、私は東京に来た。
私が東京が楽しくて、地元にほとんど戻らなかった。
だから久しぶりに再会したのは成人式だった。
メガネじゃなくなってて、まつ毛の長さがきわだってて美人発揮してた。
東京に遊びに来てくれた時、
「東京、私は住めないかも」
って言われてがっかりしたのを忘れられない。
わたしのすきが🎸ちゃんのすきじゃなくなっちゃったんだ・・・と思って。
でも今は東京にたくさんあそびにきてくれてるし、人は変わるんだなって思ってる。
🎸ちゃんのすきな所はブレないところ。好きなものがずっと変わらなくて、好きと好きじゃないをちゃんと言ってくれる。あとサラサラヘア~。
そして大学時代も音楽を続けてた彼女は、歌がうまい。冗談じゃねえぞ、ってくらい
ただうまいんじゃなくてアンニュイな感じで…わかります?!
紅一点バンドのボーカルやってほしい。それかギター弾き語り。
いま月一で遊んでる。おさななじみでもあるし、ふつうに友達
特別だけど特別じゃない感じ。なんの気兼ねなしに遊べる。
しゃべんなきゃとかそういうのなくて。
まあ喋んなきゃと思ったところで喋れたためしがないけどね
お客さんだと思うと喋れるんだけどな~~~~う~~~~ん。
おさななじみ編は以上です。名前が付くと安心するのあるよね。