電車でチューハイの精神
私の大事にする価値のなかでも、大きな割合を占めているのが「いま自由だな」という気分。
電車でチューハイを飲んでいるおじさんを見て、空腹でぐったりしていた私は「レモンサワーが飲みたい」という衝動にかられた。お酒のみたいと自発的に思うことなんて年に数回くらいしかないのに。
引き寄せられるように日高屋にきて、レモンサワーとタンメンと餃子を頼んだ。
一口のんで気づいた。もしかして、一人飲みって最高なんじゃないか....?ということに。
飲み会、お酒の席というものはおおかた純粋な食事会ではない。コミュニケーションの場だ。お酒飲まなくてもコミュニケーションしに飲み会には行く。だから一人で飲みに行くことってなかった。アルコールくささが苦手だし、酔ったら真っ赤になって恥ずかしいからいやだし。
一人だったら、一杯さえ飲みきらなくても自由(ペースを合わせる相手がいない)だし、おつまみ自分の好きなのだけ頼んでもいいし(取り分けやすさとかどうでもいい)、え、自由やん....やりたい放題最高....
ていうか一人だったら真っ赤になろうが恥じる相手がいない、すごい、楽!!
飲み屋さんに一人ではいれることがわかれば、米は要らないおかずだけ食いたい日でも大丈夫じゃん。ら、楽ぅ~....。ほんと自由は最高。
同じ星の人
こないだ彼氏と歩いてたとき、風が吹いて落ち葉が踊っていて「「木枯らしが....」」と言う、声が重なった。
「うわ、好き」と思ったし今冷静に考えても「すごい好き」と思う。冷静なのかはさておき
彼氏は同じ星の人なんだと思う。言語がおんなじだなという感覚がある。違う星の人との交流も楽しいけど、同じ星の人と巡り会えたときの興奮とか喜びは例えようもない。
「星の話」は、占いではなく大好きな漫画『ちひろさん』にある話。
私たちは皆人間という箱に入った宇宙人なんだ
「同じ人間だから」ってよく言うけど
一人一人皆来た星がバラバラなんだから
分かり合えないのが当然なんだ
―『ちひろさん』(8) 第53話
あの人は同じ星、あの人は遠い星、あの人は近い星、って考えると楽しい。