加藤ミリヤ『WHY』
加藤ミリヤの曲で唯一知っている曲。中学生の時流行って、着うたを買って毎日毎日聞いていた。友だちとカラオケに行っても必ず歌ってた。この曲を聞くと背伸びをしてた自分を思い出して恥ずかしいしかわいいなぁと懐かしい気持ちになる。
ふと聞きたい気分になって久しぶりに聞いてみた。歌詞も読み直してみたら、10年たったからこその感想が沸々わいてきたので書こうと思いました。
加藤ミリヤの声が極上よな…いろんなカバーたくさんたくさんして欲しい 加藤ミリヤの歌声でブルーハーツの人にやさしくとかどう?やばくない?優しすぎて泣くんじゃ?
きっとお願いしてもやってくれないから脳内再生してみるね。
ねぇ あんたなんか要らない
そう言ってやりたい
でも
1人にしないで
このあとすぐ聞こえてくるエレキギターの音が完璧にかっこよくてこの曲に惚れた。恋とか愛とか人間関係っていつも矛盾してるし複雑だよなぁ。
錆び付いた景色の中 またいつもの道を行く
今日で最後って言い聞かせながら
勝手な奴に会いに行く
なのに会えると思えば嬉しくて
それでも胸は苦しくて
向かう足は速まって 嘘でも抱きしめられたくて
大事にされないのわかってて
また同じこと繰り返して
わがままに付き合ってるだけ
錆び付いた景色って私の中では冬、1月末ぐらいの曇った日を想像するんだけどみなさんはどうでしょうか。このあとの歌詞で耐えきれず部屋飛び出しても、とあるので、(飛び出したとは書いてないので飛び出そうと思ってるだけかもしれないが)こんな寒い中?!といつもつらーくなる。
中学生の時は、オトナだ!と思っていた。そんな複雑でアンバランスな気持ち味わってみたいなと思っていた。今思えば、「押し付け合い」みたいな恋愛は嫌だなと思う
「どうして 私じゃだめなの?」
「どうして こんなに好きなのに」
「どうして 私に嘘つくの?」
「どうして? どうして? どうして? 私を愛して!」
このサビ、私はこの主人公もわがままだと思う。相手も、わがままに付き合ってくれてるだけだったのかもしれない。
散らかった部屋
煙草の匂い 革のソファー
何度もここに来てるのに
私の存在はない
これせつね〜〜!!!
いつも通りあなたは優しい
知らない女子からまた着信
あんたは何の悪気もなく
私を簡単に傷付ける
耐えきれずに部屋飛び出しても
追いかけて来ないのわかってる
私が投げ出せばすべて終わり
なんでこんな冷たくて自分のこと大事にしてくれない奴のことまだ好きなの?ってモヤモヤする。でもそんなの、説明できないんだろうな。
"いつも通り"あなたは"優しい"のフレーズで察する。優しい、ね。関心がない人には優しくできるのと一緒。それは優しさとは違う、なんと言ったらいいんだろう…
「どうして 私を責めるの?」
「どうして 私を裏切るの?」
「どうして 私傷付けるの?」
「私だけを愛せない?」
「本当の気持ちを教えて」
「隠さないで 彼女は誰なの?」
「お願い私を捨てないで」
「大嫌い大嫌い大嫌い大嫌い ばかみたい」
葛藤がストレートだよなぁ…好きなの?きらいなの?なんなの?って、混乱しちゃってて
ねぇあなたにとって私は
一体どんな存在?
もしあなたを失ったら
私は生きられない
もうあんたの為に泣きたくなんかないのに
その甘い言葉に惑わされたくはないのに
また今日も言えない「さようなら」
そばにいたいだけなのに
恋人のふりやめて
わざとらしく優しくしないで
もう私を惑わさないで
これ以上私を傷付けないで
昔は生きられないとかオモォって思ってた。かっこいい歌だなと思ってはいたけど、理解はできなかった。今でもたまに思うよ、どうしてただの一般人にこんなに重大な感情を持ってるんだろうって。でもねぇ、生きられないもんだし、あなたにとって私は一体なんなわけ?!って問いただしたくなるの、ちょうわかる。
「どうして 私じゃだめなの?」
「どうして こんなに好きなのに」
「どうして 私に嘘つくの?」
「どうして? どうして? どうして? どうして? どうして!」
「どうして 私じゃだめなの?」
「どうして こんなに好きなのに」
「どうして 私に嘘つくの?」
「愛して愛して愛して 私を愛して」
わがままじゃダメだよって加藤ミリヤ先生は教えてくれたんじゃなかろうか。相手は大事にしてくれないのに切ろうともしないのがわがまま(自分から振りたくないっていう)、でも主人公もとにもかくにも愛して欲しいと、思ってて。噛み合わなくてせつねー!!
内容は切ないけど曲がとにかくかっこいいし、MVが時代を感じてすき。声よすぎ。