部屋がきれい

ここはわたしのシェルター。萌えを探求するブログです。日々について。部屋はきれいじゃないです。

エンパワメント

最近読んだ本のご紹介をさせて頂きます。どれもエンパワメントしてくれる本たちでした。秋の夜長にね🌙

 

 

 

長田杏奈『美容は自尊心の筋トレ』

美容は自尊心の筋トレ (ele-king books)

美容は自尊心の筋トレ (ele-king books)

 

ずっとやさしい。ずっと鼓舞してくれる。ほんとうに筋トレさせられた気分になった。「ブス」なんてこの世にいない。みんなそれぞれの容貌を持っているだけなのだ。そう考えると、ホッとして涙がでた。…

 

けみお『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』 

ウチら棺桶まで永遠のランウェイ

ウチら棺桶まで永遠のランウェイ

 

けみおのYouTube見てる気分になる。絶対こうしたほうがいいよ!とは言いつつも、そうすることが叶わない・出来ない人を否定しない。令和のセレブだな〜。文体はずっと話し言葉なのにこんなにするすると入って来るのはけみお効果だ。

けみおのような考え方の同世代がいて、これから世界を形作っていく仲間なんだと思うととても勇気が湧く。

 

 

藤野英人『投資家が「お金」よりも大切にしていること』

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

 

かなり衝撃受けた。やさしい雷。全員が読んでくれ〜〜漢字が読めれば読める…とっても優しく丁寧に書かれている。置いてけぼりにされない。

金融業界に足を踏み入れてまだ3年目だけど、なんとなく思うことがある。それは金融で働くにあたって、大事なのは哲学を持っていること。数字に強い(計算が早い、暗算が得意、数学的な論理思考ができる)ことは十分条件で、「お金とは何か」「人の役に立つとは何か」「顧客本意とは何か」といったことを常に考えられているかどうか、自分の大切にする哲学があるかどうか。それが基礎にないと、道を誤ってしまいがちな世界だと感じる。

この本で、日本人は「お金教という宗教を信じる、不真面目な信者だ」と言っている。だから預金が動かない。株が下がったらすぐ売る。自分のことしか考えていない。そんなにお金のことが大好きなのに「清貧」が美しいと考え、豊かなことは汚い(汚豊)と考えている。だからお金を稼ぐことに対するネガティブイメージがすごい。

清貧と汚豊は二項対立ではなく、

清貧・清豊

汚貧・汚豊

マトリックスであるということを教えてもらった。清豊は綺麗事ではなく目指せる場所で、目指すべき場所だと。"真面目"に取り組むことが持続のカギだということ。

そして驚いたのは、命の大切さを学べたということ。「生きているだけで価値がある」という章がある。赤ちゃん自体は何も生産性はないが、赤ちゃん産業は赤ちゃんがいなければ成り立たない。引きこもっていたって、病気だって、どんな人も生きているだけで消費者であり、経済主体である。だから、生きてるだけで価値がある。…泣いた😭

ね〜〜〜みんなに読んでほしい〜〜!!!めちゃくちゃ面白かった、とにかく。

 

お金の使い方をとにかく意識しようと思う。お水を一本買うのにも、応援したい会社の水を買う。アクセサリーや服も、スキで応援したい人から買うようにする。私が漠然と思っていた「みんなが幸せになれば私もみんなのうちに入るから幸せになれるよな」というのは、経済によって成すことができるのだとわかったから。

 

今年は大変だったけど、今までぼんやりしていたことをハッキリさせる良い年だった。応援してくれる人は、マブだけじゃなくて世の中にたくさんいるってことを知った。本、偉大だね。