部屋がきれい

ここはわたしのシェルター。萌えを探求するブログです。日々について。部屋はきれいじゃないです。

おしいれのぼうけん

 

インターネット以外のことをしたくなって、押入れの掃除をした。

 

引っ越した時のまんま、かなり悲惨な状態だった。捨てすぎて終盤バグってきて「押し入れに入ってて普段使わないってことはもう一生使わないんじゃね?」という思考回路になった。ショート寸前。

45リットルのゴミ袋四つ分も捨てた。「いつかと思っているままじゃ一生いつかは来ない」ということを悟った。

一昨年までの私ならこんなことはできなかった。「いつか使う」「いつか飾る」「いつか役に立つ」「めったに使わないけど○○の時に使える」と思って全部引き連れて引っ越してきたから。引っ越し、断捨離の最高のタイミングだったのにね。そう考えると去年は革命的だったな~洋服の断捨離を皮切りに、台所とかバストイレまわりも断捨離できた。えらい、すごい。ものぐさで物を集めたがりで掃除が嫌いなのに、よくがんばった。

こうやってたくさん捨てると、今までなんてお金や空間を浪費していたんだろうと反省する。捨てることでゴミを増やしてしまっているわけだし。断捨離すると、そう簡単には物を増やせなくなる。実際、私服は去年断捨離してから本当に買っていない。莫大なお金をかけてやっと習得した「ない生活」という価値観、忘れない…。これから生きていけば必ずとってもときめくものたちに出会うと思うけど、くれぐれも忘れないでね、わたし。

そしてこれは書いておかねばと思ったこと、私はある程度捨てることができるし好きだけど、捨てられない・捨てたくない人のことを責めるきもちはなく ひとそれぞれ思想があるから、そこに干渉はできない。でもひとつだけ、”消費は投資”ということ、とくべつにおしえてあげる

 

発掘したものあれこれ

趣味で集めていたものがたくさん出てきた。飾りたくてしまっておいたものもあれば「こんなに集めたから捨てるのはもったいない」と思ってとっておいたものもあった。でもね、それを見て今、ミリも心動かなかった。迷ったけど、後者は捨てた。好きだった時にときめきを十分もらったから、もう大丈夫。あなたがいなくてももう大丈夫の意味。お世話になりました、ときめきの出がらしたち。

生き残ったコレクションはもう、お宝とよぶ。ポチャッコグッズ、レディキティハウスのロゼット、MILKFED.特集の切り抜きやポスター、JILLEの切り抜き(moumoon好きな人つたわれ~)、ZINE、ステッカー、ポストカード、仏像フィギュア。やばい、字面だけで爆萌え。お手紙ももちろん。

 

上京した時からの日記たちも出てきた。1冊手に取りぱらぱらめくると、なんともかわいそうな時期の日記だった。ああこんなことがあったなと思いだしたけど、その時の感情のことはもう思い出せなくてびっくりした。悲しみも憤りもすべていまは”懐かしい”になっちゃった。

 

友達にもらった「好き(すき)ノート」も出てきた。

すき好きノート

すき好きノート

  • 作者:谷川 俊太郎
  • 出版社/メーカー: アリス館
  • 発売日: 2012/10/18
  • メディア: 単行本
 

見開きの片面に「好きな言葉は?」などの質問と谷川俊太郎さんの短い文章が書いてあって、片面は空欄になっていて自分の答えが書けるようになっている。たしか自由が丘の雑貨屋さんで友達がくれたんだよな~。懐かしい。

しまうついでに空いてるページを埋めた。ふと思いつき、ファンシーな便せんに「30歳の私へ」手紙を書いて挟んだ。すぐ読めないように押し入れの奥の方にしまった。5年後の自分を想像できなかったので、25歳の現状の話を書いた。20歳の時、25歳の私を想像できなかったし。でも大丈夫よ、年々レベルアップしているからね。安心してね。

 

 

さあ改造だ

押し入れの下の段に実用的なものをおさめ、上の段にコレクションルーム兼書斎のような空間を作ることにした。

お気に入りの物たちをどんどん配置していった。場所がなくしまい込まれていたドールや作品もやっと飾れた。ポストカードやポスターをカベにたくさん飾った。個展で大活躍した「福」ネオンもこちらに引っ越しした。奥行きがあるので手前が空き、ちょっとしたデスクみたいになった。なので文房具はこちらに移すことにした。デスクライト、とっておいてよかった。

 

劇的ビフォーアフター

ビフォーがないんだけど、アフターをご覧ください。なんということでしょう。

f:id:zaijian3:20200121230658j:image

最高空間だ~~~~~!!!夢?夢じゃない!この光景をずっと見たかった。ずっとずっと。興奮して夜通し作業してたから寝たの朝4時。

写真右側にいる頭部は「耳あり耳なし芳一くん」です。学生の頃、般若心経研究してるつよい書道部員だったのですが、先輩たちが卒展で合同で「耳あり耳なし芳一」を創っており、感動して欲しくて譲ってもらったもの。

芳一くんの下の箱にペタペタ貼ってあるのはいにしえの地下オタクだったころのチェキです。今川宇宙(当時は天川宇宙)ちゃんを推してたときの。貧困になって現場に行けなくなってしまって、悔しかった。ようやっと余裕が生まれたので、宇宙ちゃんの舞台観に行きたい。推しをちゃんと推したい。試験合格したらのご褒美で今年の舞台を見に行くぞ!という意気込みを兼ねて貼った。

よき紙袋もコレクションの一つなので、あえて紙袋にお手紙とかお絵描き用の紙を入れてる。

福ネオンが映えるなぁ〜ことしは中華街に行く機会が増えるので、中華雑貨をさらに増やしたいと思っている。タッセルタッセル!

壁にまだスキマがあるから、そのうち埋まっていくとおもう。

…もうもうもう妄想が膨らんでしょうがないよ、欠点は冷たい風が吹いてることで、それを我慢すれば素晴らしい居場所。あと湿気とりをおけばよし。

 

こうみると、ハウルの部屋みたい。魔除のもの、めでたいもの、可愛くて見ていると安心するもの、など集めてしまう。たくさんあると安心する。

好きなアーティストの方が「部屋だけは味方だ」という言葉を言っていて。そうあってほしい。