部屋がきれい

ここはわたしのシェルター。萌えを探求するブログです。日々について。部屋はきれいじゃないです。

しょっぱいと喉が乾くから、泣かない方がいい

七時に目が覚め、二度寝。八時半に目が覚め、三度寝。九時半にようやっと起き上がった。

 

今日はおやすみ。人生初めての全身脱毛をしに行く。顔もVIOもやる、マジの全身。

 

申し込んだときに

「前日の夜か当日の朝に全身全部剃ってきてくださいね~剃り残しがあったら500円で剃りますね」

と言われていたので、朝早く起きて一時間近くお風呂場にこもり、おのれの毛と格闘した。

 

IとOと背中は無理だけど、せめてそれ以外はと頑張った。Vラインをこんな真剣に剃毛したの初めてだ。生まれた姿に戻っていくよ。なんだか笑えてきた。

 

 

昼前にクリニックについて、個室で服全部脱いでまずは毛の状態を見てもらう。

 

顔から照射するのだが、

「すみません、お顔始める前に」

「?」

「ほくろ焦げやすいので、ほくろに保護シールはりますね、残したいほくろがあったら教えてくださいね、小さいほくろだったら薄くできるので」

と言われた。

わたしの顔は満点の星空(ほくろが多すぎて)なのだ。しかし消したいかというと、いなくなるのは寂しいので「出来るだけ全部カバーしてください」とお願いした。

 

顔の照射が始まった。あっつ?!つめた?!マッブシイ!焦げるにおい!恐ろしさにおののいた。体験したことのない痛覚がフルスロットルで反応していた。

脇とVIOはこれよりヤバイのかと思うと、牢屋にこれからぶちこまれる気分だった。つまり、絶望。

 

次に脚。脚はまだ平気。

 

腕、脇、脇腹、胸、お腹は一気にやった。

私の剃り残しが多く、(脇腹は盲点だった!)途中でお姉さんがインカムで応援をよび、もう一人お姉さんが現れた。

右半身はレーザーを照射されて、左半身は毛を剃られるというマリオネット状態だった。

レーザーの痛みなんかより脇腹を触られるくすぐったさの方が際どくて、されるがままの自分も面白かったが笑ってはいけないしそもそもいたくて笑えないし、地獄。

 

地獄のあと、ついにVIOへ。

いやあ~。いやー。そりゃ痛いよね。点で痛いと痛さが増すのだな。面で痛いのはまだたえられる。

痛すぎるから違うこと考えようと思って必死に思い付く議題を脳に放り投げたけど、

生きるって何だろ....(バチっ)うっ?!(バチっ)ヒーッ(バチっ)ひーいたい....生きるって....(バチっ)ひーー(バチっ)」考えるすきがない。すごい。地獄の底。

たぶん地獄に脱毛道ってのあって、永遠にVIO脱毛されるんだとおもう。まっとうに生きようと思った。

 

地獄の底から、Oライン(そこまで痛くなかった)、脚の裏面、おしり、うなじ、背中、二の腕の裏面をやって終了。

 

ピッタリ二時間かかった。

喉元過ぎれば熱さを忘れるというが、今やどんな痛みだったか思い出せない。感情だけ覚えてる。

 

 

赤くなったり腫れたりするかも、と言われていたが、鏡で見たところさほど変化はなかった。ただ、手が少しむくんだのか、指輪がきつくなった。

 

三時に終わって、次の予定が五時半からだったが、家に帰る時間も無かったのでそのまま新宿をフラフラしてた。化粧水とクリームとコットンを買って、ジーンズを買って裾上げをお願いした。

裾上げが問題で、一週間はかかるのかと思っていたら、あと一時間で仕上がると。私はちょうど一時間後に渋谷にいなくてはいけない。この店は22時に閉まる。間に合うかどうか。

お友だちが超絶優しかったので待ち合わせ場所を新宿に変更してくれた。神ぃ

 

何を食べるか決まっておらず、歌舞伎町をふらついてたらキャッチされ、あれよあれよと地下の謎の居酒屋に入った。

地下なのに二階があって、そこの個室に通された。殴り合いでもしたのか、だれか奥に監禁されているのか、壁がところどころ剥がれ落ちていた。「龍が如く....?」とひそひそ話した。

 

感覚とか、言葉で説明できないものが「何となくわかる仲」ってすごいなぁと思う。

ツイッター発端で出会った友達の方が会社やサークルで出会った人たちよりも信頼とか安心が違う。思考や言葉を知ってる方が、身分証明がされていることよりも私にとっては重要なんだろうな。

 

歌舞伎町の鍋はしょっぱかった。