「この寂しさは一体なんだ。」多摩川のちかくの、マクドナルドのにおいがする小さい商店街、小さい駅。おまけに今日はしとしと雨。脳も湿気る。
よくしていただいているお客様から朝イチでクレームのメールが入っていた。完全に、自分の説明不足。ショック、落ち込んだ。泣いちゃったらよかった。上司にも迷惑をかけてしまった。泣くのはしなかった。会社についてすぐ外出しなければいけなかったから慌ただしくて、泣く暇がなかった。
1つ目のアポ、東京の端っこ。初めて降りた。無事契約に至ったし、とても優しいお客さんだったからよかった、よかったのに悲しい気持ちに満たされている。
2つ目のアポに移動する行程に徒歩が挟まれていた。でもそれが最短ルートだと言う。雨なのにサイアク、今日もう最悪最悪最悪って思いながら、小さい商店街を歩き始めた。
着いたらリスケの連絡。ンンンッ!
夕方のアポは朝のクレームへの対応。緊張しながら待つ。メールの文面がめちゃくちゃ怖かったので本当に震えながら待っていた。入社して以来の付き合いのお客様だからなおさら、信用失うのが怖かった。「マチノさんのことを信用していないわけじゃないんだよ」と言ってくださった。理解が食い違っていたことがわかり、最後はいつも通りの笑顔で「信頼してるからね、またね」と別れた。 思わず大きなため息をつく。
クレームやお叱り、申し出の対応をするのはとっても怖い、怒ってる人まじ無理ってことだけじゃなく信用を失って、付き合いが断絶されることが怖い。一度信用を失うとなかなか回復することができないから まして仕事の付き合いだから感情でどうにか出来ることではない。
でもなんとか乗り切ることができてよかった。成長した、はず、勉強にもなったはず。
あと、まだ上司に頼ってもいいんだって分かった。甘えっぱなしじゃなくて、調べてもわかんないときは質問しにいくってこと。そうしないとお客様に迷惑かけるから。人は忘れるものだから。
昼間に降りた小さな駅を思い出す。今日はずっとさみしい気分だった。さびれた町には住みたくない。ざわざわ、うるさくしていてほしい。シンとしていると不安になる。だからゴタゴタ飾られている方が好きなのだろうね、ビレバンみたいな空間は安心する。(ドンキはうるさすぎ)
退勤の電車、音楽聴きながら帰るんだけど今日は最高のプレイリストを流している。楽しい気分を思い出せて、安心してきた。
ふ〜〜もう1日終わったよ。落ち着け。