飲み込むのをやめる。
自分はダメじゃないって思いたくて、ずっとそういうところを隠してた。
怠け者なところ、面倒くさがりなところ、受身なところ、弱々しいところ
自分から何も、お願いも相談もできないところ
直すとか直さないとかじゃなくて、これが私なのだ これが私 もう隠すことない、恥ずかしいまま生きていくしかない
帰り道ひもじくて、家に着くまで我慢できず松屋に入った。ネギ塩丼を頼んだ。
ぐったりと青いネギを食べ始めると、お父さんから電話が。(帰ったら電話すると言ってあった)
お父さん、ちゃんとお父さんだった。私、家族に大事に思われてたんだ。お父さん、親だった。安心した。まさかお父さん味方してくれると思わなかったから。涙で前が見えなくなりながら、もくもくと食べ終えた。