2020年9月終わり
8月末で仕事をやめ、転職活動もイマイチだけど「まあなんとかなるっしょ」と思っていた時期の話。
ーーーー
最終手段だと思っていたが、貧乏暇を持て余しついに図書館へ。
ビジネス書を読もうと思いつつうっかり児童書コーナーへ足を踏み入れたのが最後。一冊読み切ってしまった。
『ハーブガーデン』という本。
主人公は、内気な小5の女の子。塾に行きたくなくて寄り道をしていると、あこがれのモデルそっくりの女の子に出会う。彼女のすすめでハーブガーデンのあるカフェに案内される。※ハーブは全然あやしいやつじゃないです。
主人公は「嫌われたくない。好かれたい。」という思いが強い。相手のたった一度の行動を深読みして、妄想して動いてしまう。お母さんのこと、好きな友達のこと、あこがれのお姉さんのこと…好かれたくて、好かれないことが憎しみになってしまう。
ミステリー小説ではないけれど、さいごにぶわーーーっと、静かに怒涛の展開があり、読み終わってすっきりした。
面白かった、児童書なめてた。図書館ハマった。
次の日には、アドラー心理学の本を読みに行った。ハーブガーデンで共感を学び、アドラー心理学でその嫌われたくない気持ちをどういなすかを学んだ。
次の日は、心理学もっと読もうと思い別の本を読んだ。最初に手に取った本は、なんも理解できなかった。抽象的すぎて「?????」だった。
大学時代にこびりついてしまったさがで、データの出典や根拠が書いてないと信じられない。書いてなかったらただのエッセイとしてしか考えられない。だからかな。
なので別の本を読んだ。
精神科医の方が実際のワークも含め書いていて、分かりやすかった。翻訳された本って、翻訳されたなりのフワッとした違和感があり、引っ掛かりがあるから流れない。だからわかりやすい。
この無職期間、のんびりしたな、とだけ思うには惜しい。物理的な旅行には行けないけれど、本を読んで旅行気分を味わいたい。どこか遠くに行きたいんだと思う。
家にある本も読み返した。
読んだときの自分の状態によって、受け取るものがちがうのって本当に面白い。本だけじゃないね、音楽も映画もだ。