生理の頻度で「あああかわいいものだけみたいぃぃぃぃぃ」の日々がやってくる。最近のマイブームはメンズ服で「純かわいい」を追いかけるのお休みしていたからな~。YouTuberのあさぎーにょにハマって思い出した。でもメンズ服が好きでもガーリイがすきでもどっちもわたしなの✌
しかし、いったいどうしてこんなにもかわいいものが好きなんだろう。
今日はそのルーツを考えてみることにしました。
わたしの好きなかわいいのルーツ
わたしのすべてのルーツは「赤毛のアン」だと思う。ほんとうの少女の頃に母が「私がちいさいころによんでた、好きな本だよ」と言って、全巻買ってくれたというガーリーな思い出がなつかしい。言葉の言いまわしもすこし古めかしくて、それがまたいい。いまも無意識に心地いいと思うのは、古い修飾語。(のちに高校時代、泉鏡花を原文で読むという重いオタクになってしまうのだが、このときの古文萌えが原因)
厳密にいうと、原点はシルバニアの世界。6歳まで一人っ子だったからずっとシルバニアで一人遊びしてた。三つ子の魂百までというなら私の好みはそこが元になった。赤毛のアンは、シルバニアでしかしらなかった風景を人間が繰り広げていたから、かなり感動した覚えがある。
以前ブログで「スローライフ系映画が好き」と書いたけど、それも多分赤毛のアン萌えからきている感情だと思う。
文章だけなのにおいしそうなたべものたち。イチゴ水とかキャラメル、砂糖漬け、フルーツケーキ…キルトや雑貨たち、植物たち。はじめて出会う「海外」。ほんとうにわくわくした。自分は北関東の中途半端な田舎っていうダサくてなんの共通点もないところにいたけど、読んでいる時間はアヴォンリーにトリップしていた。自分とかけ離れたかわいい世界にあこがれてた。
妄想や空想をポジティブなものと考え続けることができたのも、アンのおかげだと思う。
アンの世界はとってもかわいいものだらけだけど、物語はポップではない。男の子がほしかった家庭にひきとられたアン。最初はとてもぎくしゃくしている。でもアンがしだいに影響をおよぼしていくのが、とてもいい。好奇心旺盛がゆえ、楽しいこともあれば怒られることもたくさんあるけど、自分の信念に基づいて行動しているだけだからきもちがいい。ひとをおとしめたりだまそうとしないってこと。こころはすなおで、まちがっていたとおもえば謝れるし、人にはっきりということもできる。
そんなアンにあこがれる。かっこいいアン。いまもなりたいって思う。
アンとダイアナのような関係にもあこがれていた。私とルムメちゃんも腹心の友になれたかな~。お互いじぶんごとだと思っていても一応皮膚を隔てて他人だから
アンとギルバートの関係性もよいよね。小さいころからのながい付き合いで、パートナーになるというのもアンらしいなと思う。黒板でギルバートをぶったたくシーンは全おんながまねしていきたいしぐさですよね。そこでギルバートはちゃんと謝ったからいい子だなとおもったよ。
アンは愛も憎悪もおなじだけ激しい。ダイアナとギルバートに対する、激しい感情。でもアンのようなきもちはきっと、持っている人多いと思う。どうしたって社会の中で生きなければいけない生き物だからさ、他人との摩擦の中でどういう気持ちになって、それを操るかが人間として生きる鍵かもと、思う。
赤毛のアンには訳者が違うのがいくつかあるが、有名なのは村岡花子さんの訳で、私もこのポプラ社からでている単行本を読んでいた。
最近知ったのだが、村岡さん訳はけっこう抄訳らしい。松本侑子さん訳の赤毛のアンが、原書に近いらしく、気になっている。私の読んだものは全7巻だけど、松本さん訳の文春文庫のは全4巻らしい。前者の全7巻も、後半3巻は娘の話やアンの周辺のひとびとの話だから、実際は4巻なことはまちがいない。
…と、思っていたらこのご時世で児童書がキンドルで無料公開されており、25歳も恩恵にあずかった。
久々に読んでいるんだけど、一ページ一ページほれぼれする。注も多くてとてもうれしい。キンドルのいいところはタッチするだけで注釈ページにとべるとこ。
アンのおしゃべりなことと言ったら…。2,3ページ続くなんてざらにある。圧倒されちゃう。私も幼少の頃は「口から生まれてきた」と親戚中に評されるほどおしゃべりだったらしい。いまは口に出すおしゃべりは減ったけど、こころには言葉がたくさんある。だからこうして文章をかいているのかもね。
アンの舞台は田舎だから自然がたっぷり。こんなに花や木の名前が出てきたっけ、というほどにどっさり登場する。たとえば「きんせんかのような夕日」って表現が最初の方に出てくるのだけど、も~~~~~感動してしばらくじーんとうっとりした。なんてうつくしいんだ……ちなみにきんせんかはマリーゴールドのことで、マリーゴールドを太陽に見立てる表現はあるあるらしいです。(松本さん訳のおかげで知った。)
自然といえば私ずっとボタニカルモチーフがしっくりきてたじゃないですか。全部アンから派生していったんだなと、いましみじみしてる。三つ子の魂百までじゃんまじで。
いまおもう「かわいい」
現在の私の好きな「かわいい」はいろいろ混ざり合ってるなあと思う。赤毛のアンのような洋モノカントリーかわいいも好きだし、小学校のころから行きつけのお店は今は亡きSWIMMERで、中高生のときちゃ~んとKERAとかきゃりぱみゅ履修してたからロリータっぽいフリルやリボンハートイチゴにお菓子っていうかわいさも好き。そして大学生の大サブカル時代にもパステルゆめかわにちゃ~んとはまったのでそういうのも好き。デコラちゃんとかも見るの好き。どっちかというと赤青ぱきっとしたいろみのものが今は好き。サンリオのキャラクターも、マイメロキキララよりも70年代キティちゃんの色味がすき。
大学生の時サブカルに頭の先まで浸かってた時期があり、それによって大きく舵を切った気がする。というか、好きなものの範囲が広がったというべきか。
サブカル好きから派生して韓国、チャイナ、モロッカンなどのボヘミアン系も好きとわかり。小さいときは興味がなかったチャイハネとかむげん堂のようなアジア・南米系もすきになった。日本の明治以降のレトロなものとかもすごくこのみ。エスニックな感じになりましたね。でもかわいいってそういうものだよね、民族の固有のもの…。かわいいはどこにでもいる。かわいいおもいやりなかよく!
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