部屋がきれい

ここはわたしのシェルター。萌えを探求するブログです。日々について。部屋はきれいじゃないです。

言葉は暴力、良くも悪くも

起きたら隣に彼氏がいたクリスマスの日。

 

その日は引き継ぎのお客さま(しかも社長さん)にご挨拶に行く日だった。「厳しい人だから」という話しか聞いておらず、とにかく緊張しきりだった。イブの日に買い物ついでに手土産も買ったんだけど、彼氏に「68才の男の人っておせんべい好きかな」「それはしらんけど」っていういらん会話などしてしまった。それくらい気が重かった。

 

お歳暮や奥さまにもお手紙準備して到着時間も五回くらい調べてアポイント確認も前日と当日してコートも震えながら外で脱いで、お話ししてる間も何か怒られるんじゃないかずっとバクバクして。緊張してるとやけにすらすら話せる。だけど頭が真っ白なので何を言ったかわからない。たぶん緊張してる間はもう一人の私がなんとかやってくれたんだと思う。もう一人の私の方が優秀なのかよ。

 

帰ってきて、上司にどうだった?と聞かれたので

「私小心者なんでえらい人苦手なんですよね....」

「ダメじゃんそれ出世できないじゃん」

と言われた。だってえらい人こわいもん。

 

イヤーマフを着けていったら、一緒に帰った先輩に「すごいこれかわいい!」とほめてもらって嬉しかった。

 

 

翌日。

休みまであと三日あと三日とおもいつつ出社し、今日はひたすらテレアポする日だった。

あるお客さんのご自宅にかけたら奥さまが出て、会社の文句をひたすらに言われてあまりの喧嘩腰にビックリして泣いちゃった。

どうして涙が出たのか不思議だった。声のトーン?言葉にとげがあるから?恐怖を感じると涙が出る仕組みなの? 言葉の重さってこういうときに思い知る。紙一重の世界で私たちは生きてるんだ。人間が発する音なだけなのに、ハチャメチャに嬉しくさせたり、バチボコに悲しくさせたりできる。

電話を切ったあと上司や課長が駆け寄ってきてくれて「マチノちゃんのせいじゃないから」「虫の居所が悪かっただけかもよ」と慰めてくれた。チョコもくれた。

私にはお母さんこそいないけど、お母さんみたいな人がまわりにたくさんいていいなと思った。

 

夜残ってたら別のチームの上司が「たべる?」とおにぎりをくれたので、「いただきます!」とバクバク食べてたら「え?全部じゃないよ?」と言われたときにはあと一口しか残ってなかったので、「もうあげるよ....」と言わしめてしまった。泣いたしかなりお腹すいてたもんで、ごめんなさいっておもったけど、ありがとうの気持ちの方が大きいから許してほしい。

 

嬉しかったこと思い出したから書いておく。

お客さんに言われたこと、「いつも笑顔でこんにちはーって言ってくれるからなんか癒される」って。私が着のみ着のまま声を発しただけなのに癒されてるんだって。こんなに嬉しいことないや。

 

怖い人に言われたことなんか早く忘れて、好きな人に言われたことだけおぼえとこっと。