夏休み3日目
例によって6時起床。
暑くて縁側に出る。「庭が荒れ放題だな〜」
本当は真っ青な芝生と、松や木蓮、椿、金柑のちっこい木とか、石が置いてあったりしてちゃんと庭園のはずだった。
おばあちゃんが動けなくなってから庭をいじる人が居なくなって、さらにはたまーに草刈りしてたおとんも動けなくなって、いつしか廃墟のごとく。 いつ家の中に侵入してくるかと言わんばかり。
ゾッとしてきたので、草むしりを決意した。
上下長袖ジャージと軍手を装備。
ヒョロヒョロの雑草はスルスルぽいぽい手元確認しなくても根っこまで抜ける。手強いのが、地面に葉を広げるタンポポの仲間の草と、背高茎太の草。雑草にしておくにはもったいない頑丈さ…。世が世なら食べてただろうなと思う。それかコイツで家を作ってたな、わらの家。
草を抜いて地面を明るくしたら、この世のダンゴムシが全員集まったのかと思うほど出てきて、そのうちもう驚きも無くなった。ミミズが出てきた時は流石に引いた。バッタはかわいい。
10時まで作業し、風呂に入って朝ごはんを食べた。そしてうとうと昼寝。四時ごろにそろそろと作業再開。夕方の部はおとんが草刈機をチュインチュイン回してくれたので、私は草を集めて捨てる係をした。
雑草の葉の裏に、ブロンズ色に光る卵が産みつけられてるのを見つけた。初めて見たので「ねーー!おとーさん!すごい!はじめてみた!なんかひかるたまごついてる!!」「あ?!(聞こえてない)」って騒いだ。6時過ぎにやっと終わった。背の高い草はあらかた刈り取り、あの頃の庭が帰ってきた。
今日は家族揃ってひさびさに外食した。回転寿司。
そのあとはルムメと少しドライブした。道に迷って目的地には着けなかった。でもすごく満足した。家族とずっといてもなんとなく満たされないものがあって、そこはやっぱりルムメとは他人であるから良いのだと思う。本物の姉妹じゃなくてよかったなー。
家まで送ってもらったあと、「流れ星見たよ!」とラインが来た。わたしは残念ながら見られなかったけどおすそ分けもらったので ハッピーな気持ち 🌠