2020年夏 浅草ロック座に行った
ストリップ観る機会が人生で訪れるなんて思わなかったから、その体験自体にも感動してしまった。誘ってくれた友達に感謝…。
胸の前で手を組んで、息を飲んで見守ってしまった。何かをつかんでいなければ見ていられなかった。涙もぽろぽろこぼしてしまった。
ショーの詳しいことはいえないけど、言葉を選ばずに言ってしまうと裸婦だから、美術館で裸婦像を見ている時の"もわもわ感"と同じ。
その裸の、意味ってなんだろう。とかんがえてしまった。
女性が裸になる意味はなんだろう。(男性のストリップもあるんだろうけど…。)
普段は服着てるし、素肌ってなんとなく見ちゃいけないものな気がするので、緊張した。
性搾取だとかんじる、裸や裸に近いものは嫌悪感がある。「この場において性的である意味はあるのか」って思う広告とか作品とか。
でもそれは「場所を選ばず」だから嫌な気持ちになるわけで、
18禁と制限した場合の、正当な風俗としての「裸」って一体、いったいどう受け止めたらいいか、とおもった。
正直に感想を言うと、綺麗だった。世界があった。のみこまれた。ありきたりだけどそうおもった。
普段は裸にめちゃめちゃ抵抗がある。物語の流れ上でてくる濡れ場とかは大丈夫なんだけど、突然でてくるエロ漫画の広告とか、AVとか、恐ろしくて見られない。あれも風俗だよね。
ストリップは風俗ではあるんだけど、ダンスや音楽、ステージとしてエンタメ要素が大きくて、イメージの「風俗」的なものとは全く別物だった。だから脳が混乱してる。
ダンス、表情、衣装、音楽、全てがたのしかった。ダンサーさんたちは、服を着てても着てなくても現れるだけで会場の空気を変えてしまう方ばかりで。もう「なんか違う」としか言えない。プロの人だ、ということしかわからない。(あたま弱い感想)
私かなり偏見があったな、と言うことを感じた。この仕事に対する偏見。それを反省した。こんな凄いステージを見せてくれるプロの方たちかっこ良すぎるな。
ぜひ行ってみてください浅草ロック座