2023.6.26
moumoonを生で聴いてからというもの
音楽って言うのは、まいにち少しずつ違う心の機微、それに対して名前をつけてくれている気がしてくる。
あたまの中、無数の引き出し。今日はこれ、と取り出してじっくり対話をする。
音楽はいつも聞き流していた。こんなふうに「向き合う」ことは、長いことやってこなかった。
毎日聴いてる『君の隣、太陽の下で』moumoonのつくるこういううた、昔はエモすぎて恥ずかしくてちょっと体に合わなかったんだけど、何周もまわってやっとわかってきた。
ライブ中涙がとまらなかった 私が私に言ってあげたかった言葉だった。
結婚してみると、人間はないものねだりだなとほとほと思った。「なんであんなに結婚したかったんだろう」と思うようになっていたから。
考えてみれば、付き合っているとき、コミュニケーションあまりとっていなかったんじゃないか。仕事の話も、恋愛の考え方の話もあまりしていない。趣味の話ばっかり(むしろそれで結婚まできたのすげーな)
そこまで知る必要があるのか、という疑問もある。考え方の全て、心の中に抱えているごちゃごちゃ。
でも、私たちは友達じゃない。夫婦になった。人生をこれからずっと一緒にいるとしたら、全て知っていたいと思う…これは何だ。エゴか。全てが目の行き届く手中にあって欲しいという、支配欲なのか。
あともう一つ書いておかなければならないこと。
気づきたくなかったけど、すれ違っているのではないか。
同居して丸く解決するものでもないけれど、離れて住んでいる今、何かを決めたり話したりするのに、タイムラグが生まれる。だから逆に大事な話は、よっぽど切羽詰まっていないとラインや電話で話さない。ラインもほぼ毎日してるけど、自分の余裕がある時に返してるだけ。コミュニケーションの積み重ねと数えていいものなのだろうか。
不安になると全部ダメな方に考えちゃうね。
でもこの別居は自分のせいなんだから。
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心のモヤモヤが体から滲み出ていたのか…とあるお客さんと結婚の話になる。息子さんが結婚した当初お嫁さんから「姑と夫の間に入れない」と言うようなことを言われたそうな。そしたらお客さんは
「親子はいつまでもやめられないんだからしかたがないよ。あんたは、親子の間に入れないって言うけど、あたしだってふたりのあいだには入れないんだよ。だからふたりで夫婦をつくっていきなさい。
結婚したら、(息子を)あんたにあげたんだから煮るなり焼くなり好きにしていいんだよ、あーはっはっは」と最後は笑っていた。
「結婚したら、自分の家族よりも旦那さんの家族によくするんだよ。あの子はそれができなかったね。だから今も全然会いにこないよ。」とも言っていた。
得てしてこういう時代錯誤とも取れる言葉が、グッと刺さる時がある。この人の言うことはいつも示唆的だな。
私は…結婚について、考えているようでそこまで考えていなかったなのかもしれない。甘かったかもしれない。別れないならそのまま結婚するものだと思っていた。
違ったのだろうか。
そもそもこんなこと考えていいのか。ブログに書いてもいいのか。
でも私にはここしかない。本当の本当を書いていいのはここしかない。
なんなんだこれ。私はどうしたいんだ。なんでこんなにモヤモヤしてるんだ。
話せばいいのに。(正解‼️)
2023.6.27
わたしのこの1ヶ月くらい続いたモヤモヤの、正体がわかった。
よくよく考えたらなにも、きらいだから何かモヤモヤしてたわけじゃない。大好きだからだ。もう、とんでもなく愛していて、愛されているからだ。気づいた。
気づいたのがすんごい大きなことだと思う。
恋人と夫婦って全然違うんだ。こんなことで結婚した実感湧くなんて変なの。でもやっとスタートラインに立った気がする。
もっと話したらよかったのだが、
2人とも疲れていて、会うには遠い距離があって、会ったら寝てしまって話せないことが多いなぁ。とにかく、一緒に過ごすことに必死だったなぁ。
一緒にいなくても、いられる。好きな時間の積み重ねでも、大丈夫。こんなのはそれぞれだ。夫婦の形に当たり前はない。それぞれだ。私たちは私たちの形を、ゆっくり作っていけばいいのだ。