デトロイト
ゲームさんぽから知ったゲーム。
どの選択肢を選ぶかで、分岐して結末が変わる。一つ違うだけでもだいぶ違う映像が用意されているみたいで、ゲームだからできることだなぁと感心してしまった。たいへんだろうに、つくるの。
今回見たのは「生存ルート」。9時間にわたるプレイ動画。1週間くらいかけて観た。
感動したなぁ。わたしはアリスとカーラが一番グッときた。アリスとカーラ、ルーサーは家族として幸せに暮らせるのかな。そうだといいな。アリスのために時には危ないこともやるカーラ。母親ごっこと言われていたけど、人間のそのいわゆる母性ってものは、にんげんだからこそ?なのか?とふんわりと根拠もないことを思ったり…。この子を守りたいって気持ちの、なんというか無敵さ、論理の通じないこと。
RA9のことが最後に明かされるのかと思ったけど、何にも言及はなく…アマンダの存在もよくわからず…とにかく最後まで見ようと、完走した。
夏物語
ずーっと読んでみたくて、なんとなく本にお金をかける余裕がなく数年経ち、自分のほしい物リストの中で眠っていた。
ぱおちが図書カードをたくさんもらったから、本を買ってあげたいというので、迷わずこれを選んだ。
読み終わってみて一層、この本をぱおちが買ってくれたという事実に、運命のような重みを感じる。
小説を久しぶりに読んだ。場面、場面での汗や息遣いや動悸を同じく感じて、後半はずっとドキドキしてた。
生きていたくない人、生まれて来たくなかった人を止める方法が私にはまだわからない。
そして結局、こどもを迎えたい、という気持ちに子供側の意見はマル無視、ということも、観念的な考え方だけどそれは正しい、筋の通った事柄だと思う。
「でも私は間違える方を選びます」とは、安直なようでも、これだけずっと、ずっと考えた人の言葉だからずしんときた。
私はどうしようか、どうしたいかと考えずにはいられなかった。
好きな人がいるから当たり前に結婚しようと思っていたし、当たり前に子供を持つものだと、
この時代になってもそんなふうに思っていた。
子供のことを考えたら産まない方がきっといいかもしれない。これからよくなる見込みのない日本で。ぱおちがいなくなればまったく稼ぐスキルのない私で。考えれば考えるほど絶望。
でもひとつだけ光があるなら、やっぱり自分の子供に会いたい。好奇心に近くて申し訳ないけど
子供がいたら、きっとなんとかすると思う。これは人間の楽観主義なバイアスが作用しているけれど…きっとなんとかするから。
moumoonライブツアー
今年何回かライブに行った。どれも楽しくて興奮したけれど、ムームーンはやっぱり、やっぱり特別だなと思った。久しぶりに来たなぁ。
歌詞が聞こえてきてじんわりとおなかに染み込んでいくかんじ。対話している感じ。
ライブ中にふと、むかしゆかさんがライブで言ってた言葉を思い出した。「つらいときに寄り添えるのがmoumoonの音楽であって欲しい。そう言う気持ちで曲を作ってる」みたいなことを言っていた。
moumoonの曲は、楽しくなるとか面白いとか興奮する、感動する、きもちいい、とか言うのとは違う気がする。
どうしてここまでライブに行くほど10年以上も好きでいるのか。
もはやmoumoonの音楽が、親友よりも親友、家族よりも家族なのかもしれない。うーん、、しっくりこない。表す言葉がない。
じぶんのかがみ。ぐるぐるどうしようもないことが渦巻いた時に浄化してもらえる。説明できないこの気持ちを、YUKAさんの歌詞はいつも、教えてくれる。MASAKIさんがそれを音で届けてくれる。
YUKAさんの喋り方も、きいたらもはや落ち着く。moumoonが生み出した子供達は私たちも大事にしてる。時が経って曲も育っている感覚。聞く時ごとに、ちがってきこえる。いつも大事そうに歌ってくれるから。
今日聞いてて「おっ」ておもったシリーズ
BF →なんとなく、自分的にしっくりきてなかったんだけど、きょうYUKAさんが「友達に捧げる曲なんだ」って言ってて、あらためて静かに歌詞に集中してみたら全然好きだった。音源だとポップに聞こえてるけどそんな明るくキラキラした曲じゃないんだなって知った(気づくのおそ
Yes→ これも上に同じ。アルバムに入ってて惰性で聴いてたかも。歌詞を見たことすらなかった。聞き流しちゃってた。冬っぽい歌だなと思ってたけど、夏に聴いたらなんか、合うかも〜!と嬉しくなった。涼しげ。あと、歌詞が結構重くてよいなとおもいました。最後の「恋に落ちて落ち続けて底がないよ君の魔法は」というところがいいですね!
ていうか、YUKAさんの語りかける相手がだいたい「きみ」なのが、なんだかシンプルでいいんだよねぇ〜!!!
7/26にアルバムが出るとのこと。そこから「ヒライス」って新曲を披露してくれて、うわー絶対に好きって思った。