部屋がきれい

ここはわたしのシェルター。萌えを探求するブログです。日々について。部屋はきれいじゃないです。

根無草、根を張ることにした

人間関係リセット症候群ってのがあるでしょう。

わたしは結構それだった。

怖かったのだ。なにかへましていつか嫌われるときがくるのを恐れて、仲良くする覚悟を持てなかった。

だから卒業すれば疎遠になるし、職場が変われば連絡取らなくなる。そういうものかもしれないけど、私は意識的にそうしてた。「今のところに馴染めなくて前のところに縋りついてるみたいでかっこわるい」と思っていた。

大学生のころ、中高で拗らせた"友達いないコンプレックス"を隠すようにたくさんのコミュニティに参加していた。その時はその時で満たされていたのだけど、社会人になり休みが少なくなって様子が変わった。「無駄にしたくない」欲望が芽生えて、お互いに好きだとわかっている人たちとしか会わなくなっていった。それはごく最近までつづいていて「私の人生はごくわずかな友達がいればいい」と思っていた。

 

きっかけは結婚したこと。誰に結婚報告をしたいか書き出してみたら、片手で収まらないほどには居たのだ。すごくびっくりした。

そのときから少しずつ友達の定義が変わってきた。会えなくてもいい。想っているだけでいい。もしも合わない事があれば、話しあえばいい。それは無駄なことなんかじゃない。

相手の感情をコントロールすることはできない。だから嫌われることを恐れるのはもったいない。相手は恐怖の対象ではない。こちらから愛すべき、ふつうのにんげん。

友達との交流を再開して、つくづくわたしと仲良くしてくれる人はやさしいし、いいひとだなと改めて思った。

増えることはないと思うし、増えたら嬉しいし、愛すべきひとたちとこれからも付き合っていきたい。