仕事をするときに変わったこと。
気を張り過ぎてもよくないなと気がついた
いや、そんなに気を張らなくてもなんとかなる、とわかった。
合格点であれば、満点ができなくても。そこまで追い詰めて、自分を追い込まなくても、なんとか一日は終わる。私の一日が終われば、誰かが引き継いでくれる。
自分を許せれば、他人が許せる。
何をはじめるにしても、解決するにしても、まずは自分のことから、なのだな
自分に厳しく他人に優しい、とは、むずかしい。
みんなに甘くしたい。
許してはいけないものもあるけど、それ以外はゆるしたい。
もう一つ変わったこと、所作を丁寧にしようと心掛けるようになった。拙速は私にはできない。
丁寧で時間をかけるのはしたいけど、それは現実的に難しい。常に真ん中(時間と、対人の)を意識する。対人のことで、テキトー雑でいたくない。
丁寧と言っても、一度で聞こえるようにゆっくり大きめの声で話すとか、話を最後まで聞くとか、そんなものだ。
でも、何かが変わってきた気がする。
生活も変わってきた。ごじゃごじゃの線を無理やり引っ張らずひとつずつほぐすとか、あけられないダンボールはカッターを使うとか、こぼしたらすぐ拭くとか。そんなことだけど、「雑にしない」って、文字通り大事にすることに繋がってるんだなと思った。
追記
丁寧の原動力に、もう一つ「後悔したくないから」が加わった。
「次の瞬間にはさようならかもしれない」と思いながら、仕事するようになった。それは一見とても残酷で寂しいことなのだけど、
死を意識すると生が際立つのだと、身をもって感じている。何もできなかった、もっとできることがあった、もっとこうすればよかったと、悔やみたくない。