神秘なる心を類い稀に手にして
ヒューマンとしてずっと生きていかなきゃいけない中、レベルアップした方がいいに決まっている。この生き辛さを少しでも克服する、まいにち少しでもハッピーでいる、それを実現するためには。
今年は例年よりも自己分析したと思う。私はプライドが高いのに自信がない。一見矛盾しているけど、根元は「傷つきたくない」から来ている。
失敗して傷つきたくない
悲しみたくない
しんどくなりたくない
辛い思いしたくない
そう考えていたら、歌声が脳に滑り込んできた。
「痛い思いはしたくないし探り合いは疲れた。ねえこれどうやって脱ぐの？そろそろ終わりにします。」
「どうしたって教えないよもう脱いでいいのかい？涙目はまだ何か探してるよ」
ー日食なつこ/ヒューマン
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日食なつこのヒューマン
これはヒューマンという歌の歌詞だ。
人間を辞めたい、どうしてわたしは人間なのだ、他の奴らは蝶や魚や鳥として身軽に生きているのに、という恨み節から始まる歌。
そもそも日食なつこを知ったのは中学生の時。
ストファイという深夜の音楽番組で初めて見て、脳に稲妻ドカーンだった。ライブのDVDも買ったし、CDも買った。思春期のモヤモヤした怒り、敵対心を見事汲み取ってくれるような歌詞と、さわやかで力強いピアノが心地よかった。
その後まさかメジャーデビューするなんて夢にも思ってなくて（誰目線）めちゃくちゃ嬉しかった。
私しか知らなかった日食なつこ、みんなが知ってる日食なつこになった。
🐘ちゃんが、わたしが日食なつこ好きなのを知らずに「日食なつこの水流のロック好きなんだ」と教えてくれた時は舞い上がる気持ちだった。ここに届いたか…！と。
そんな細胞レベルで染み渡っている日食なつこのヒューマンが、わたしに問いかけ、励ましてくれる。
日食なつこが高校生でこの真理にたどり着いたの、すごいよなぁ…日々深く考えていたんだろうなぁ
わたしはいまほとほと、自信がなくなっていた。
何かで勝負するのはもう無理だ。山に登るのも、新しい島まで泳いで行くのも、もう無理だと思っていた。
もう苦労はした。これ以上したくない。泣きたくもないし、怒りたくもない、傷つけたくも傷つきたくもないと、頑なにこころを閉じていた。
きちんと吐き出さないままだったからなのかな。今年いっぱい泣いた苦しみを癒すことのできないまま、中途半端に仕事を探していたからなのかなと思う。
でも、うそつくのは終わりにしようと決めている。
無理をしない、見栄張らない。
その上で、自信取り戻したい。やりたいことをやってみたらいいじゃん、やってみたらできることもあるかもしれない、いまだ人生26年目、堂々と向いてることを叫べと言われても難しい。
失敗しても生きてこれたし大丈夫よ。
神秘なる心を類いまれに手にした
さあ 光らすための鐘を鳴らせ
恨んでも憎んでもフィナーレじゃ笑ってる
三角の頂点のそれが強さだヒューマン
きっとこいつならば 人を割り当てても
生き抜いてくれると神様は
悩み抜いた挙句に僕らを選んだ
だから今まで生き延びてきただろう
生きるのやめたくなっても、だいじょうぶよ〜今までも死にたいほど辛いこと何度もあったのに生きてこれたでしょ、だいじょうぶよ って言ってくれる気がする。
ぜひ聴いてみてくださいぃ〜〜っっっ
ピアノ弾き語りのヒューマンもバンドのヒューマンも好き。
