源氏物語 よみがえった女房装束の美
日本文学科卒だけど中国思想ゼミに行った異端児なので源氏物語の知識は皆無に近いわたし。せつない。
「若菜 下」巻で明石の君が着ていた装束の再現とのことで行きの電車で必死にあらすじだけ読み、見に行った。
昔から愛憎物語って苦手で源氏物語も全然好きじゃなく、若菜下、読んでもやっぱいい気はしなかった。さっぱりしたハッピーエンドが好きなものでコドモです…。
で、そんな気持ちで装束を見て…「ほえ〜」だった。うっとり。写真撮れなかったので伝えられないのが悔やまれる、満点の迫力、美しさ。グラデーションがすごく綺麗。「絹糸で作られているから紐がなく、結ばずにかけてるだけでいつでも抜け出せる」なんて解説に書いてあって、ロマンチックだなと思った。古語ってきれいだよね。
源氏物語にはいろんな読み方がある。ものすごい数の人が読み、研究している。毛嫌いしないで少しずつ触れてみようかなと思った。
現代においても重ね着スタイルってすごく好きだけど、平安の重ね着かなりイケてるやん…。あれぐらいのスケールの大きいスタイルを私もやってみたいものだわ。
これを見にいくために大手町を散歩したのも楽しかった。丸紅の本社も!あのドラマやそのドラマに出てくるエントランスをみれてソワソワした。
オラファーエリアソン 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期
わたしもぱおちもオラファーエリアソンが大好きなので、飛びついてみに行った。
最初の展示は、マグマに見えたり、脳のシワに見えたりして、ミクロでマクロなのが面白かった。
砂漠の太陽で描いたドローイングは素敵だった。
氷河で描いた水彩画が一番お気に入りだなぁ〜。近くで見るのと、遠くから見るのでは印象が違った。
瞬間の家という展示はコマどりアニメを見ているみたいで面白かった。ぱおちが気に入っていた。
館長との対談映像。これまで環境問題って「関心ある人が考えてくれれば」なんて思っていたので、反省した。私たちはどんな行動を起こせばいいのか?という質問に対してエリアソンは「何かを買う時、why?を考えてみて」と言っていた。
地球と私たちは、関係ないように見えるけど影響しあっている。重力でひかれあっている。わたしが走れば地面が揺れ、その下にあるものもゆれる。相互に繋がり合うとはそう言うことなのだと言っていた。(追記 後日エリアソンの言葉を思い出して、洗って燃えるゴミに出していた牛乳パックを分別した。牛乳を家で飲む習慣がこれまでなく、捨てたことがあまりなかったから。でも分別すると言うことはなんとなく知っていた。小さなことから。いま良き人じゃないのなら、良き人になるのびしろがあるってことよ。
そして最後に、主題にもなっているこれを。
11面体の亜鉛でできた立体。螺旋やぐるぐるが繋がっている…
年末にかけて価値観が変化した、というか変わりゆく状態で、定まらなくて過渡期ってつらいだなんて思って でも人間は社会でしか生きられないものだから こんな世の中になった以上は全てのものと相互につながり合っているのかと